長い年月、膝の痛みがつらくて、当院へ来院された70代男性、
およそ1年前より膝の痛みがあったが、特に治療は受けていなかったが、最近になって、階段の昇り降りや正座ができず足ったり座ったりが困難になった事で来院された。
【今回の治療法】
膝が痛くてしっかりと曲げることができず、また年齢とともにふとももの筋肉(大腿四頭筋)の筋力低下や関節自体が硬くなり、特に膝の内側に痛みが現れていたが、膝の関節内に水は溜まっていない状態だったので、ひざの関節の柔軟性を高め、周りの筋肉を緩めるような施術を施した。
治療後、膝から足にかけて軽くなり、痛みも改善された。また膝の可動域も拡大したが、完全に治すためには自宅でできるストレッチ指導と併用して漢方薬の服用をおすすめした。
週2回の膝への鍼治療と漢方薬により約1か月でかなりの改善がみられ、平常時の痛みは消失し階段の昇降もかなり楽になった。
その後、月1回程度の膝の施術とさらにひざの調子をあげるために漢方薬の併用を続けられていており、徐々によ良くなってる実感があり喜ばれている。
以前より腰から左脚にかけて痛みがあったが、最近とくに痛みが増してきたことで、当院に来院された。
さらに深くお話を聞いてみると、腰が慢性的に痛く、左の股関節から太ももにかけて痺れがみられるとの事。痺れ自体は常時ではないが、腰がつらくなると感じることが多いそう。
【今回の治療法】
最初の2週間は週2回の背部への指圧と鍼治療をおこない、下肢の冷えも存在したので、温熱治療も施した。
さらに下半身に特に効果のある漢方薬を用いることで内と外からのアプローチをおこなった。
腰の調子は2週間程度でかなり楽になり、さらに2か月後には痺れも頻度が減ってきていると喜んでおられた。
現在ではさらに調子をよくするために漢方薬と月2回の通院を続けられている。
2か月前より腰の痛みが辛く(腰が重くだるく鈍い痛みが続く)来院された30代女性
【今回の治療法】
体を温める余分な水分を抜く漢方の服用と、週一回の鍼治療と指圧
今回の腰痛は元々、患者様に手足の冷えやむくみなどが存在し、血行や水分の代謝が悪く、下半身に冷えが滞ったりしたことが原因考えられた。
よって、腰から下半身にかけて鍼と指圧に加えて、血の巡りを良くしていき、また水分の代謝を促すような漢方を処方して、腰痛の治療を試みた。
施術にある程度の改善はみられたが、元々の体質(冷えやすく血のめぐりが悪い)を改善させることで、今後、腰痛もしくはむくみなどの軽減を目指していくために漢方薬を続けられている。